ふるさとキャンプギア

冬キャンプの防寒ギアを返礼品でそろえる|寝袋の快適温度、ストーブ、電気毛布の選び方

文・ふるキャン

冬のキャンプは、虫がいない、空気が澄んで星がよく見える、キャンプ場が空いていると、実はいいことの多い季節です。その代わり、寒さへの備えが足りないと一晩中眠れず、楽しいはずのキャンプがつらい思い出になります。

防寒ギアは寄付額が大きくなりがちなジャンルですが、ふるさと納税なら実質2,000円の負担でそろえられます。この記事では、冬キャンプでいちばん大事な「寝るときの寒さ」を中心に、寝袋、マット、ストーブ、電気毛布の選び方を整理します。

いちばん大事なのは「夜の寒さ」

冬キャンプの寒さで困るのは、焚き火を囲んでいる時間よりも、寝ているときです。明け方は1日のうちでいちばん気温が下がり、平地のキャンプ場でも氷点下になることが珍しくありません。標高の高いキャンプ場なら、さらに冷えます。

寒さ対策は、次の順で考えると無駄がありません。

  1. 寝袋: 体を包む保温の中心
  2. マット: 地面からの冷え(底冷え)を止める
  3. 電気毛布や湯たんぽ: 足りない分を足す
  4. 服装: 寝るときも、焚き火の時間も、重ね着で調整する

ストーブは心強い道具ですが、使い方によっては命に関わります。後ろの節で詳しく書きます。

寝袋は「快適温度」で選ぶ

寝袋には、いくつかの温度が書かれています。

  • 快適温度: 楽な姿勢で快適に眠れる温度
  • 限界温度: 体を丸めて、寒さに耐えながら眠れる下限
  • 極限温度: 低体温症の危険がある温度。目安にしない

選ぶときに見るのは快適温度です。行き先の最低気温より5℃ほど低い快適温度のものを選ぶと、寒くて眠れないことはまずありません。限界温度を基準にすると、寒さに耐える一晩になります。

冬用の寝袋は、中綿の種類で選び方が変わります。

  • ダウン: 軽くて小さくたためるのに暖かい。フィルパワー(FP)はダウンのふくらむ力を表す数字で、大きいほど少ない量で暖かい。中に入っているダウンの量(g)とあわせて見る
  • 化繊: ダウンより重くかさばるが、濡れに強く、洗いやすい。値段も手ごろ

形は、肩まわりがすぼまったマミー型のほうが体との間にすき間ができにくく、冬に向いています。布団のように広い封筒型は寝返りが楽ですが、首まわりから熱が逃げやすいので、冬に使うならネックウォーマーやブランケットで補いましょう。

返礼品を読み込んでいます

ダウンの寝袋は、ふるさと納税の返礼品の中でも人気が高く、冬が近づくと品切れになりやすいジャンルです。冬のキャンプに間に合わせたいなら、早めに申し込み、届く時期を返礼品のページで確かめておきましょう。

寝袋の下にはマットを

いい寝袋を使っていても、背中が冷えて眠れないことがあります。寝袋の中綿は、体の重みでつぶれた背中側ではほとんど保温できないからです。地面からの冷えを止めるのは、マットの役目です。

冬はマットの断熱性を表すR値が4〜5以上のものが目安になります。手持ちのマットの下に折りたたみマットを1枚重ねるだけでも、暖かさが一段上がります。詳しくはキャンプ用マットの選び方で書いています。

ストーブを使うなら、一酸化炭素に気をつける

冬キャンプの楽しみのひとつが、ストーブの暖かさです。薪ストーブは煙突から煙を外へ逃がしながら部屋を暖める道具で、上で湯を沸かしたり料理をしたりもできます。

ただし、テントの中で火を使うと、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。 一酸化炭素は色もにおいもなく、気づかないうちに意識を失うことがあります。多くのストーブやテントは、幕の中での使用を想定していないか、取扱説明書で禁じています。

  • 取扱説明書が認めていない使い方はしない: ストーブとテントの両方の説明書を確かめる
  • 屋外で使う: 屋外用のストーブは、タープの外や風通しのいい場所で
  • 一酸化炭素チェッカーを置く: 幕の近くで火を使うなら必ず。電池切れにも注意する
  • 寝るときは必ず火を消す: 眠っている間の暖は、寝袋とマット、電気毛布でとる

返礼品を読み込んでいます

薪ストーブを使うなら、乾いた薪も欠かせません。薪の選び方は焚き火台の選び方の後半で詳しく書いています。

ガスを使う道具にも、冬ならではの注意があります。家庭用のカセットボンベ(CB缶)は、気温が下がると火力が落ち、氷点下では火が付きにくくなります。冬に使うなら、寒さに強い寒冷地用のガスを選んでください。

電気毛布とポータブル電源で足りない分を足す

電源付きのサイトなら、電気毛布がいちばん手軽で安全な暖房です。寝袋の中や、マットと寝袋の間に敷くだけで、朝まで暖かく眠れます。

電源のないサイトでは、ポータブル電源と組み合わせます。電気毛布の消費電力は強さによって変わりますが、仮に50Wで8時間使うと400Whほどになります。冬に電気毛布を使うなら、容量500〜700Whのポータブル電源が目安です。容量の考え方はポータブル電源の選び方を参考にしてください。

返礼品を読み込んでいます

電気を使わない方法なら、湯たんぽも頼りになります。寝る少し前に寝袋の足元へ入れておくと、入ったときから暖かく眠れます。ただし、長い時間肌に当て続けると低温やけどになるので、タオルで包み、足元から少し離して置いてください。

服装は重ね着で調整する

冬キャンプの服装は、1枚の厚いものより、薄いものを重ねるほうが調整しやすくなります。

  • 肌着: 汗を吸って乾きやすい化繊やウール。綿は汗が冷えて体温を奪う
  • 中間着: フリースや薄手のダウンで、体のまわりに暖かい空気をためる
  • 上着: 風を通さないもの。焚き火のそばでは、火の粉で穴が開きにくい綿やTC素材のものを

首、手首、足首を温めると、体全体が暖かく感じられます。寝るときはニット帽と厚手の靴下を足すだけでも、ずいぶん違います。

まとめ

  • 冬キャンプでいちばん大事なのは夜の寒さ。寝袋、マット、電気毛布の順で備える
  • 寝袋は快適温度で選ぶ。行き先の最低気温より5℃ほど低いものを
  • 冬のマットはR値4〜5以上が目安。重ねて使うと暖かさが上がる
  • テントの中で火を使うと一酸化炭素中毒のおそれがある。説明書が認めていない使い方はせず、寝るときは火を消す
  • 電気毛布は電源サイトかポータブル電源で。50Wで8時間なら400Whほど

よくある質問

Q.冬キャンプの寝袋は、何度対応のものを選べばいいですか?
A.

寝袋に書かれている「快適温度」を見て、行き先の最低気温より5℃ほど低いものを選ぶのが目安です。限界温度は寒さに耐えて眠れる下限で、快適に眠れる温度ではありません。平地の冬キャンプでも明け方は氷点下になることが多く、標高の高いキャンプ場ではさらに冷えます。寝袋だけで足りないときは、マットを厚くしたり、インナーシーツを足したりして補うと、手持ちの寝袋でも暖かく眠れます。

Q.冬キャンプでテントの中でストーブを使ってもいいですか?
A.

テントの中で火を使うと、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。多くのストーブやテントは、幕の中での使用を想定していないか、取扱説明書で禁じています。説明書が認めていない使い方はせず、使うなら換気を続け、一酸化炭素チェッカーを置き、寝るときは必ず火を消してください。暖かく眠るための対策は、ストーブではなく寝袋とマット、電気毛布でとるのが安全です。

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